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ホームルーターとはどんなインターネットサービス?おすすめな人・おすすめでは無い人
一人暮らし向けのインターネット回線としてホームルーターをおすすめされたんだけど、そもそもどんなサービスなの?
『ホームルーター』は、モバイル電波を使った自宅向けのインターネットサービスです。
工事不要で気軽にWi-Fiが導入でき、データ容量無制限で動画やオンラインゲームなどを思い切り楽しめるため、近年人気を集めています。
しかし、ホームルーターには、光回線と比べて通信が不安定になったり、アップロード速度やPing値が遅くなったりするといったデメリットもあります。
申し込む前に、メリットとデメリットの両方をしっかり確認しておくべきでしょう。
そこで、本記事では、ホームルーターのメリット・デメリットを詳しく解説し、自分に合ったホームルーターを選ぶためのポイントをご紹介します。
ホームルーターの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
\ ドコモ・ソフトバンク・WiMAX・楽天 /
ホームルーターとは?
ホームルーターとは、モバイル電波を使ってインターネットに接続する、家庭用の据え置き型Wi-Fiルーターです。
回線工事が不要で、コンセントに挿すだけでインターネットを利用できます。
また、多くのホームルーターは、データ容量無制限なので、動画やオンラインゲームなど、好きなだけインターネットを楽しむことができます。
1. ホームルーターの種類
主要なホームルーターサービスは、以下の4つです。
- ドコモ home 5G(docomo)
- ソフトバンクエアー(SoftBank)
- WiMAX(KDDI)
- Rakuten Turbo(楽天モバイル)
モバイル電波を利用しているサービスだけあって、スマホキャリア4社が提供しているホームルーターがメインです。
そのため、自社やグループ会社のスマホとセット割が組めるホームルーターも多いです。
2. 光回線との違い
ホームルーターと光回線は、どちらもインターネットに接続するためのサービスですが、大きく異なる点がいくつかあります。
表にまとめました。
ホームルーター | 光回線 | |
---|---|---|
通信方式 | モバイル電波 | 光ファイバー網 |
開通工事 | 不要 | 必要 |
ダウンロード 速度 | 速い | 速い |
アップロード 速度 | 遅い | 速い |
Ping値 | 高い | 低い |
安定性 | 不安定になる ことがある | 安定する |
ホームルーターは、モバイル電波を使ってインターネットに接続するサービスです。
そのため、工事不要ですぐに導入できるのがメリットです。
また、5G通信に対応しているサービスが多く、ダウンロード速度が速いので、動画視聴やオンラインショッピングなども快適に利用できます。
一方、光回線は、宅内まで光ファイバーケーブルを配線してインターネットに接続します。
そのため、工事が必要で、開通までに数週間から数カ月かかります。
しかし、その分ダウンロード・アップロードとも速度が速く、通信の安定性が高いのがメリットです。
『ダウンロード』は、インターネット上から自分の端末にデータを受け取ることです。
例えば、YouTubeで動画を再生するとき、インターネット上にある動画データを自分の端末にダウンロードして再生しています。ダウンロード速度が高いほど、動画が早く再生されるということになります。
一方のアップロードは、自分の端末からインターネット上にデータを送信することです。
例えば、メールやLINEで画像や動画を送信するとき、自分の端末にあるデータをインターネット上にアップロードしています。アップロード速度が高いほど、画像や動画が早く送信されます。
一般的に、アップロード速度よりもダウンロード速度の方が重要視されます。これは、私たちが普段よく使うインターネットサービスやアプリの多くが、ダウンロード通信を利用するためです。
ホームルーターのメリット
ホームルーターには、以下のメリットがあります。
一つずつ見ていきましょう。
1. 工事不要ですぐに使える
ホームルーターは、工事が不要で、コンセントに挿すだけでインターネットが利用できます。
そのため、工事が出来ない住宅にお住まいの方や、工事をしたくない方でも導入できます。
2. モバイルWi-Fiより安定した通信
ホームルーターは、モバイルWi-Fiよりも大きい分、端末のスペックが高いです。
内蔵アンテナの感度が強いので、広範囲で安定した通信が可能です。
3. 5G接続時のダウンロード速度は光回線に匹敵
最近のホームルーターは5G通信に対応していて、ダウンロード速度は光回線に匹敵するほど速いです。
そのため、ストリーミング動画の視聴やオンラインショッピングなどが快適に楽しめます。
4. 多数の端末を同時に接続できる
ホームルーターは、モバイルWi-Fiやスマホのテザリングと比べて、同時接続できる端末の数がとても多いです。
例えば、ドコモ home 5Gの『HR02』なら最大64台、ソフトバンクエアーの『Airターミナル5』なら最大128台まで同時に接続できます。
家族のスマホやタブレット、ゲーム機だけでなく、常時接続が必要なスマートスピーカーなどのIoT機器をたくさん使いたい方でも安心です。
5. 有線LAN接続に対応している
多くのホームルーターは、有線LANポートを搭載しています。
そのため、パソコンやゲーム機などの有線LANに対応した機器を、有線でインターネットに接続することができます。
有線接続は、無線接続に比べて安定した通信が可能ですので、オンラインゲームや動画配信など、大容量のデータをやり取りする際におすすめです。
ホームルーターのデメリット
メリットの多いホームルーターですが、以下のデメリットもあります。
申し込む前に、こちらも確認しておきましょう。
1. 光回線と比べて月額料金が安いわけではない
ホームルーターは、工事不要ですぐに使えるという手軽さから、『光回線よりも月額料金が安いのでは』と考える人も多いでしょう。
しかし、実際には、ホームルーターの月額料金は、光回線とそこまで変わらないことが多いです。
だいたい、光回線の戸建てプランより安く、マンションプランより高いイメージです。
2. エリアによっては通信が不安定になる
ホームルーターは、モバイル電波を使ってインターネットに接続するので、基地局との距離や周囲の環境の影響を受けやすいです。
そのため、エリアによっては、通信が遅くなったり、途切れたりする可能性があります。
特に、5Gと4G LTEの境目などでは、通信が不安定になりやすいので注意が必要です。
その場合は、4G LTEのみに接続するように設定することで、通信が安定する場合があります。
3. アップロード速度やPing値は遅い
ホームルーターは、ダウンロード速度に比べて、アップロード速度やPing値が遅めです。
アップロード速度は、データを送信する際に重要です。
アップロード速度が遅いと、動画配信やオンラインストレージにデータをバックアップする際に時間がかかります。
Ping値は、インターネットの応答速度を表す数値です。
Ping値が高いと、オンラインゲームやオンライン会議などのリアルタイム通信を行う際に、ラグが発生したり、音声が途切れたりする可能性があります。
これらの用途でインターネットを使う方は、注意が必要です。
ホームルーターがおすすめな人・おすすめでは無い人
メリットとデメリットを踏まえ、ホームルーターがおすすめな人とおすすめでは無い人をまとめました。
おすすめな人
ホームルーターの最大のメリットは、工事不要ですぐに使える点です。
そのため、特に以下のような人におすすめです。
- 工事が難しい・できない住宅に住んでいる人
- 工事をしたくない人
- 光回線のエリア外だった人
- すぐにインターネットを利用したい人
- 引っ越しが多い人
- 一般的なインターネット利用が出来れば十分な人
おすすめでは無い人
一方、ホームルーターのデメリットは、Ping値や上り速度が遅い、エリアによっては通信が不安定になるといった点です。
そのため、以下の人にはあまりおすすめできません。
- 通信速度や安定性を重視する人
- 動画配信をする人
- 大容量ファイルを頻繁にアップロードする人
- FPSや格闘ジャンルなど速度が重要なオンラインゲームを遊ぶ人
- スマホの電波が弱い地域にお住まいの人
当てはまる方は、光回線を検討してみましょう。
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ホームルーターを選ぶ際のポイント
ホームルーターを選ぶ際は、以下のポイントを押さえて各社のサービスを比較しましょう。
1. 自宅が対応エリアに入っているか
ホームルーターは、提供会社ごとに使用しているモバイル電波が異なるため、対応エリアが変わります。
そのため、ホームルーターを選ぶ際は、自宅のエリアがどのキャリアの対応エリアに入っているかを確認することが大切です。
対応エリアは、各社の提供するエリア検索ツールなどで確認できます。
2. 最大通信速度
ホームルーターの通信速度は、端末によって異なります。
最新のホームルーターは5Gに対応しているものが多く、下り最大4.2Gbpsや2.7Gbpsの高速通信が可能なものもあります。
動画やオンラインゲームなどの大容量データをやり取りする際には、通信速度が速いホームルーターを選ぶとよいでしょう。
3. 速度制限はあるか
多くのホームルーターは、データ量無制限、つまりインターネットが使い放題です。
ただし、特にデータ利用量が多い方は、例外的に速度制限が掛かる場合もあります。
速度制限がかかる条件や、制限後の速度は、ホームルーターごとに異なります。
動画やオンラインゲームなどをたくさん利用する予定なら、各社の速度制限の条件や制限後の速度をチェックしておきましょう。
4. 月額料金
ホームルーターの月額料金は、各社のプランによって異なります。
月額料金だけでなく、オプション料金や端末代なども含めた総額で、比較検討することが大切です。
また、キャンペーンや割引などの特典も、事前に確認しておきましょう。
5. スマホとのセット割
ホームルーターは、多くの場合、自社やグループ会社のスマホとのセット割に対応しています。
対象のスマホとホームルーターをセットで利用することで、月額料金が割引になるお得なサービスです。
キャリアのスマホを使っている方は、同じ系列のホームルーターを選ぶのも一つです。
【比較表】おすすめホームルーター 4選
ホームルーターを選ぶ際には、最大通信速度や対応エリア、料金などを比較・検討することが重要です。
そこで、主要なホームルーター4つを比較表にまとめました。
NTTドコモ home 5G | 楽天モバイル Rakuten Turbo | ソフトバンク SoftBank Air | UQ WiMAX WiMAX | |
---|---|---|---|---|
通信速度 | 最大4.2Gbps | 最大2.1Gbps | 最大2.7Gbps | 最大4.2Gbps |
5G 対応エリア | 広い | 少し狭い | 少し狭い | 少し狭い |
端末代金 | 実質無料 | 41,580円 | 実質無料 | 実質無料 |
月額料金 | 4,950円 | 4,840円 | 5,368円 | 4,950円 |
セット割 対応スマホ | ドコモ | なし | Y!モバイル | ソフトバンクUQモバイル | au
月額料金は、楽天モバイルの『Rakuten Turbo』が安いです。
ただし、スマホとのセット割が無いのと、端末代金が無料にならないため、今はあまりおすすめできません。
もし、Rakuten Turboにしたいなら、オトクなキャンペーンを待って、端末代金が実質無料になったタイミングで契約するのがよいでしょう。
総合的に見て、ドコモ home 5Gがイチオシです。
通信速度、5G対応エリア、端末代金、月額料金、セット割など、1番バランスの良いホームルーターと言えるでしょう。
まとめ
人気のインターネットサービス『ホームルーター』について詳しく解説しました。
今記事のまとめです。
ホームルーターは、工事不要ですぐに使える据え置き型のWi-Fiルーターです。
5Gに対応した機種が多く、ダウンロード速度は光回線に匹敵します。
一方で、通信の安定性や、上り速度・Ping値は光回線に劣るというデメリットもあります。
これらのメリット・デメリットを踏まえて、ホームルーターは下記のような方におすすめです。
- 工事が難しい・できない住宅に住んでいる人
- 工事をしたくない人
- 光回線のエリア外だった人
- すぐにインターネットを利用したい人
- 引っ越しが多い人
- 一般的なインターネット利用が出来れば十分な人
当てはまった方は、ぜひ前向きにホームルーターの導入を検討してみてください。
自分にぴったりなホームルーターを見つけて、快適なインターネットライフを送りましょう。
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